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予防接種について

当院では以下の予防接種を行っております。ご希望の方はお気軽にご相談ください。

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)

※公費で接種される方は、院内で手書きの問診票へのご記入をお願いしております。また、接種後に気分不良となられる方がいらっしゃいますので、接種後30分間は院内で過ごしていただききますことをご了承ください。

※広島市外にお住まいの方は、住民票がある市区町村への事前申請を行い、「広域予防接種券」をお持ちになり受診をお願いいたします。

HPV(ヒトパピローマウイルス)と子宮頸がん

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんのみならず、肛門がん、陰茎がんや尖圭コンジローマなど、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増加しています。
HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年生~高校1年生相当の女子を対象に定期接種が行われています。
また、平成9年度~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)までの女性の中に、通常のHPVワクチンの定期接種を逃した方がいらっしゃいます。まだ接種を受けていない方を対象にキャッチアップ接種が行われています。詳しくは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ」のページをご覧ください。

9価HPVワクチン(シルガード9)とは

HPVには200以上の種類(型)があり、9価ワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。9種類の内訳は、HPV6/11/16/18/31/33/45/52/58型です。6/11型は子宮頸がんの原因とはならず、尖圭コンジローマという性感染症の原因となる型であり、これらの予防もできます。その他の7型によって、日本人で子宮頸がんになってしまう方の9割の原因を占めており、その感染を防ぐことには大変大きな意義があります。

9価HPVワクチンの接種スケジュール

シルガード9で接種を開始する方は、1回目の接種を受けるときの年齢によってスケジュールが異なり、合計2回または3回接種します。

厚生労働省ホームページより引用

MRワクチン(麻しん・風しんワクチン)、風しんワクチン

麻しん(はしか)とは

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症で、感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度発症すると一生免疫が持続すると言われています。かつては小児のうちに麻しんに感染し、自然に免疫を獲得するのが通常でしたが、麻しんワクチンの接種率の上昇により自然に感染する人は少なくなってきています。そのような状況の中で、免疫が十分に強化されていない方が多くなると、流行を起こすことがあります。麻しんは空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできず、麻しんワクチンの接種が最も有効な予防法といえます。妊娠中にかかってしまうと流産や早産を起こす可能性があるため、妊娠前に麻しんに対する免疫の有無を調べたり、ワクチン接種を検討することをおすすめします。

風しんとは

風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性の感染症で、強い感染力を有しています。感染経路は飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播します。風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、お腹の赤ちゃんが生まれつき眼や心臓、耳などに障がいを持つ先天性風しん症候群を発症する可能性が高くなります。麻しんと同様に、妊娠前に風しんに対する免疫の有無を調べたり、ワクチン接種を検討することをおすすめします。

インフルエンザワクチン

インフルエンザとは

インフルエンザは皆様もよくご存知のことと思いますが、インフルエンザウイルスによって生じる気道感染症で、冬の時期に流行します。インフルエンザウイルスにはA、B、Cの3型があります。季節性インフルエンザはA型とB型が原因ですが、数年ごとに流行する亜型が変化するため、毎年予防対象となるワクチンの種類が少し変化します。
妊娠中に感染すると、流産、早産、低出生体重児などを生じる可能性があるため注意が必要です。
インフルエンザの予防には一般的な予防策(マスク、手指消毒、3密を避ける、適度な湿度の保持など)が有効ですが、それでも感染するリスクがあるため、事前のワクチン接種が重要となります。
インフルエンザワクチンは感染予防効果が高いとともに、感染した場合でも重症化を予防してくれると言われております。

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