プラセンタ注射
プラセンタとは胎盤から抽出され、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、核酸など身体の生成に必要な多くの成分を含んでいます。体内に取り入れることで新陳代謝が活性化され、更年期障害の改善、美容作用(しみ・しわ・色素沈着の改善)、抗酸化作用が期待できます。
当院ではプラセンタ注射を保険診療および自費診療で行っております。
プラセンタ注射とは
当院で使用しているプラセンタの注射剤はメルスモンです。これは人の胎盤から作られた国産の医薬品です。注射剤は、口から摂取する錠剤などと違い消化・分解の影響を受けないため、プラセンタの効果を得るために効率的と考えられます。
副作用
プラセンタ注射による副作用は、今のところ無いと言われています。
人によっては、注射した部位の発赤、かゆみ、痛み、そして全身のだるさなどを感じることがありますが一時的なものです。
ただ一つ注意しなければならないのは、厚労省の指針によりプラセンタ注射を受けた人は献血ができません。
これは、クロイツフェルト・ヤコブ病の原因として知られる「プリオン」が原料に含まれていた場合に、防ぎきれないことを想定しています。当院で扱うプラセンタ製剤は、日本国内の産科施設から回収された胎盤を用いており、これまで日本で生まれ育った人の中に発症例のないこと、また世界でも胎盤からプリオンが見つかったという事例もないことから、プラセンタ注射を受けるとヤコブ病に感染する危険があるというよりも、あくまで理論上無いとは言えないという考えのもと、このような措置がとられています。
費用
プラセンタ注射(メルスモン)は、更年期障害の治療として打つ場合は保険適応となります。45~59歳の更年期障害を患っている女性は、更年期障害の治療として隔日で週3回(1本/回)プラセンタ注射を打つことができます。
保険診療
初回は1,000円程度
2回目以降は1回につき500円程度
自費診療(現在1回につき2本までとさせていただいております。)
初回は3,960円(税込、診察料を含む)
2回目以降は1本 1,540円、2本 2,240円(税込、診察料はいただいておりません)
頻度
プラセンタ注射の頻度は、最初の1ヶ月は週に2回、2ヶ月目からは週に1~2回の投与をおすすめします。
基本的にプラセンタ注射は継続したほうが良いものではありますが、「必ずこの頻度でなくてはいけない」といった決まりはないため目的やライフスタイルを踏まえ、可能な頻度で来院ください。