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子宮頸部レーザー蒸散術

子宮頸部異形成治療

当院では子宮頸部異形成(子宮頸がんの前がん状態)に対して、CO2レーザーを用いた子宮頸部蒸散術(子宮頸部異形成上皮レーザー照射治療)を行っています。

子宮頸がん検診で異常を指摘され精密検査をした方で、要治療とされた方は子宮頸部円錐切除術や子宮全摘出術を勧められることが多いと思います。しかし数日間の入院が必要となりますし、その後の妊娠・出産に影響を及ぼす報告があります。

子宮頸がんまで進んでいることが疑われる状態でなければ、子宮頸部蒸散術で十分治癒する可能性があります。

子宮頸部蒸散術の特徴

CO2レーザーを病変部に照射して焼いてしまう治療ですので、円錐切除術と違い子宮頸管が短縮せず、早産リスクなど妊娠に影響を及ぼす報告がありません。

約20分程度の手術となり、日帰り手術が可能です。

治療をした8割から9割の方で病変が消失し原因となるヒトパピローマウイルスも消失します。しかしながら1割から2割の方では再発することがありますので、治療後も定期的な検査は必要です。

注意点

水っぽいおりものが1ヶ月程度続きます(子宮頸部円錐切除術でも同様です)。

切除しないので、組織検査で病変を確認できません。そのため、蒸散術を行う前にはきちんとした診断が必要です。

閉経後の方は術後に子宮頚管が閉塞してしまうことがあるため、蒸散術はお勧めしません。

定期検査で1年以上子宮頸部異形成を指摘され続けている、いつまで定期検査を続ければいいのか不安である、など子宮頸部異形成でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

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